2024/06/06 (木)
余命宣告は、あとどれくらい生きられるかを示す期間を指しますが、医師の見解と患者の受け取り方には違いがあります。例えば、余命宣告を受けると、「その期間内外で死が訪れる」「もう生き残る道はないのか」と考えることもありますが、実際には回復するケースも存在します。このような誤解を避けるため、余命宣告を行わない医師もいますし、宣告には差が生じることもありますが、慎重に導き出された医師の見解は参考になります。
余命宣告は多くが患者の家族に伝えられますが、本人に伝えるべきかどうかは家族が判断することがおすすめです。本人に伝える際は慎重に行う必要があります。
なぜなら、自暴自棄になったり精神的影響を受けたりする可能性があるためです。ただし、絶対に伝えないのが良いとも限りません。知りたがる人や余生を知ることで不安が軽減する人もいるため、家族で話し合い、慎重に決断しましょう。
家族が「余命1ヶ月」と宣言された場合、受け入れのために心を落ち着かせる必要があります。そのうえで以下のことを行いましょう。
1)保険会社への連絡をしましょう。
患者本人が加入している保険には、余命6ヶ月と宣告された場合に保険金の一部を受け取れるサービスがあるかもしれません。この保険金は葬儀費用や本人の生活を充実させるために使いましょう。
2)相続に関しても考えておきましょう。
相続のための準備をする。あとになって相続に関するトラブルを起こさないためにも、相続の準備は始めておいてください。そのためには、専門家などと協力して、自分がどのくらいの財産を所有しているか調査します。その上で、患者本人が遺言書を作成し、誰にどれだけの相続をさせたいか明記しましょう。代筆はできません。
3)葬儀のことについても考えておきましょう。
余命宣告を受けた時点で葬儀の準備を始めることも遅くはありません。事前に資料を取り寄せることが出来ますし、本人に気が付かれないように「葬儀社と分からない封筒」で受け取ることも可能な葬儀社も多くあります。
4)患者本人の知人に連絡する。
患者本人の知人に連絡をしましょう。本人が多くの人に看取ってもらいたいならなおさらです。知人とはいえ、家族が知らない方に連絡をする可能性もあるので、そのときは連絡者の氏名や連絡先などを伝えてから、余命宣告されたことを伝えましょう。もちろん事前に本人や家族と相談をしておくことが重要です。
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