2024/05/13 (月)
コロナ以降多くの親戚や知人の集まる一般葬は次第に減り、家族葬が比較的多くなってきました。著名人でも、大規模な葬儀は行わずに、家族葬で済ませるケースも目立っています。
葬儀は人生に何度も経験するわけではないため、いざとなった時にどのように対応してよいのか分からないという声をよく聞きます。また何度か喪主の経験をされた方でも、以前は大人数の葬儀だったため、家族葬の流れやマナーについて不安に思われる方もいらっしゃるかと思います。今回は、家族葬の流れと注意すべき点についてお伝えいたします。
実は、少人数の家族だけの葬儀は、一般的な葬儀の流れと大きく変わりません。おおよその流れとしては、葬儀の準備⇒僧侶入場・開式⇒読経・焼香⇒僧侶の法話・僧侶退場・喪主挨拶といった流れになります。詳しく見ていきましょう。
1.葬儀開式前にすること
祭壇の設営と会場の準備は葬儀社が行います。喪主は40分から1時間前には会場に着いて、葬儀スタッフと当日の打ち合わせを行います。会葬礼状や返礼品がある場合は確認をしましょう。さらに、供花が寄せられている場合は、並び順などを確認します。
少しでも分からない点や不安な点がある場合は、遠慮なく葬儀スタッフに相談することによって、円滑な式を行うことができます。式が始まる30分前には受付を開始します。家族葬では香典辞退をすることも良くありますが、辞退を希望する際は受付に伝えておきましょう。読経を依頼している僧侶も30分前に来場するので、喪主がご挨拶とお出迎えをし、宗教者の控室に案内しましょう。
2.僧侶の入場と開式
通夜の開式は、通常は司会・進行役の葬儀社のスタッフが行います。参列者が着席し、僧侶が入場します。参列者の席次は一般の葬儀と同じで、血縁の濃い順に前方から座りましょう。(ただし故人の配偶者は血縁でなくても祭壇に一番近い位置に座ります)
3.読経と焼香
僧侶が読経を始めます。司会・進行役の合図で、最初に遺族、続いて親族が祭壇前に移動し、焼香を行います。家族葬の場合、人数が少ないので焼香を急ぐ必要はありません。
4.僧侶の法話・僧侶退場・喪主挨拶
読経を終えた後、通常は僧侶による法話があります。僧侶退場後、喪主が参列者への挨拶をして、通夜は閉式となります。身内しかいない家族葬の場合は、挨拶は確認程度になるでしょう。僧侶へのお布施ですが、葬儀時に、同じ僧侶がいらっしゃる場合は、翌日のお渡しでも大丈夫です。
5.出棺
出棺とは火葬場に向けて出発することを言います。直前に行う出棺の儀式では棺に花や副葬品を入れて、故人と最後のお別れをします。そのあと、棺を霊柩車まで運び、ご遺族は棺と共に火葬場に向かいます。
6.火葬・収骨
火葬場で僧侶による読経・焼香を行いお別れ式を執り行います。火葬後は収骨を行います。収骨とは遺骨を骨壺に入れる儀式で、骨上げと呼ばれています。
7.精進落とし
精進落としとは、参列者や僧侶へのお礼の意味を込めて行うもので、また故人の思い出話を軽食を取りながら参列者が語る場でもあります。ここではきちんとした食事を提供してもよいですが、お寿司やオードブルでもかまいません。家族葬が身内だけの場合は省略することもあります。
・誰を葬儀に呼ぶかどうかはしっかり考えましょう
ご葬儀を家族だけで済ませた後に、お知らせしなかったご親戚や親しい方から「どうして呼んでくれなかったの」「親しくしていたのにお別れができなかった」といった大きなトラブルに発展しかねません。葬儀はやり直しができません。家族葬を執り行う場合は故人様の社会的な立場やお付き合いを考慮して、お知らせすべき方をしっかりと事前に家族と検討しましょう。
・必ず見積もりを取りましょう
見積もりは必ず取りましょう。せっかく費用を抑えた葬儀をしようと考えていても、見積もりをしっかり確認しなかったことにより、「高額な金額で葬儀を行ってしまった。」や「一般葬の金額とあまり変わらなかった。」ということが起こります。しっかりと見積もりを取り、その金額で葬儀を行うことができるかしっかりと確認をしましょう。
私たち家族葬のミツギは狭山市に根ざした葬儀社です。少人数の葬儀を行うことが可能なのでお気軽にご相談ください。お問い合わせはコチラから24時間365日できます。
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